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陶芸家との打ち合わせのため、岐阜県を訪れた時のこと。
陶磁器研究所で偶然目にしたのが、早崎志保さんの作品でした。
模様も色も無いシンプルなそのグラスは
「揺れる水面が一瞬、静止したかのような不思議な魅力にあふれていました。
SouSouはオープンしたばかり、早崎さんもまだガラス工房にお勤めしながら作家活動を始めた頃。
時を同じくしてスタートしたこともあり、「制作をする」「お客様にお届けする」という
お互いの立場で素直に作品についての意見を交わしてきました。
あれから14年。
毎年、夏の始まりには早崎さんのガラスが並ぶことが恒例のようになっています。
今回は個展としての作品もたくさん届く予定です。
定番のてんてん星・水の輪郭・格子シリーズともに
お楽しみいただければ幸いです。
*会期中無休
*作家在廊日 6月11日(土)
*6月10日(金) 準備の為、お休み
熊本は天草、余宮さんの工房を訪ねた。
山間にある築100年を超える古民家。
裏手にはロクロ場があり、窯がある。
敷地内の露地には陶片が敷き詰められ
所々に苔むした壺やオブジェが配されている。
シンと静まった空気も心地よい。
庭の隅にある古井戸から水をひいている。
土を練るには、井戸水がいいらしい。
工房内では薪ストーブが焚かれていた。
その灰も釉薬の一部となる。
窯の脇に積みあげられた薪は、まる二日間燃やされ続ける。
焦げた窯口に炎の勢いを感じた。
工房をあとにし、ご両親が切り盛りする居酒屋でご馳走をいただく。
「余宮隆」の器で供される天草の海の幸、地鶏に日本酒。
ここで1杯やりながら思うことは、やはり焼き物のことだろう。
すべては「焼き物作り」へとつながっている。
*会期中無休
*作家在廊日 1月30日(土)・31日(日)
*1月29日(金) 準備の為、お休み
*10月3日(土曜日) 作家在廊
*10月2日(金曜日) 準備の為、店休日となります。
シンプルなデザインに絵画のような深みのある釉調の
都築明さん。
料理を盛り付けて完成するような器を心がけて制作しています。
今展は、定番のうつわを中心に新しい釉薬の作品も届きます。
若手作家の新作をどうぞお楽しみに!!
都築 明 Tsuzuki Akira
1980年 宮城県仙台市生まれ
2004年 ギャラリー卿自楽(山形)にて2人展
2005年 東北芸術工科大学(山形)大学院卒業
長崎県波佐見町に移住
2007年 日本クラフト展入選
2010年 クラフトフェア松本に参加(以後2012年、14年に参加)
クラフトフェア山口に参加(以後2011年、14年に参加)
2012年 ナガサキリンネに参加(以後2013年、14年に参加)
大阪 ”灯しびとの集い” に参加(以後2013年、14年に参加)
現在、長崎県波佐見町にて作陶
きりっと冷えた白ワインを
とろりとした再生ガラスに注ぐ。
気が付けば、グラスについた雫まで涼しげ。
採れたての夏野菜は鮮やかな色ガラスに。
モリモリ食べると元気が湧いてきた。
「 夏 うつわ 」 想いのままに楽しみたい。
Summer Glasses , July 18, 2015 (Sat) – August 9 (Sun)
Pour crisp and chilled white wine into a creamy recycled glass.
Even droplets on the glass look refreshing.
Summer vegetables freshly caught in vivid, colored glass.
Imbuing me with energy and a voracious appetite.
Enjoy Summer Glasses as much as you want.
-参加作家-
サブロウ(富山)
星耕硝子(秋田)
早崎志保(愛知)
眞喜屋修(沖縄)
他
– Artists –
Saburo (Toyama)
Seiko Glass (Akita)
Shiho Hayazaki (Aichi)
Osamu Makiya (Okinawa)
Others
*7月17日(金)準備の為休み *月曜定休日