2017.12.12蜂谷隆之:漆椀
欅(ケヤキ)材をくり抜いて形作られる、堂々とした風格ある姿。
これほど大きな椀となると、器を手にしたとき
見た目以上にそのバランスも問われることになります。
ほんのわずかな角度、厚み、高台の高さで椀の印象は変わってしまいますから。
粗野な大振りさではなく、謙虚な気品とでもいいましょうか、、
素朴な椀の中にそういうものを秘めているように感じます。
・合鹿椀 黒 ¥28,000 (taxin ¥30,240) Φ14.5×H11cm
穴子丼、鉄火丼などなどご飯ものの丼、雑炊、お蕎麦、お雑煮にもどうぞ。
・合鹿椀 朱 ¥28,000 (taxin ¥30,240) Φ14.5×H11cm
ジブリ映画「もののけ姫」の中で
主人公アシタカがたたら場の男衆たちと食事を取る時に使っていた木のお椀。
「飯を食べ、汁を飲み、酒が注がれる」
力強く、おおらかであり、様々なものを包みこむ温もりもある形。
昨年、改めてそのイメージで制作し、一器多用な椀として完成いたしました。
・たたらば椀 黒 ¥12,000 (taxin ¥12,960) Φ12.5×H8.3cm
・たたらば椀 朱 ¥12,000 (taxin ¥12,960) Φ12.5×H8.3cm
18~19世紀の李朝 白磁ぐい呑をお椀サイズにして写したもの。
華やかさも感じられる姿は、お味噌汁だけでなく
鯛や貝などお出汁の香りを楽しみたいおすましにも似合います。
お酒のあて、ご家庭では煮物椀にもどうぞ。
・李朝椀 黒 ¥8,000 (taxin ¥8,640) Φ12×H7.5cm
・李朝椀 朱 ¥8,000 (taxin ¥8,640) Φ12×H7.5cm
汁物は冷めにくく、手に持っても熱くならない。そして軽くて丈夫。
漆器の一番の実用性というと、まずこういうイメージが浮かぶことでしょう。
同時に一般的には「扱いが大変じゃないか?」と思われがちなのも確か。
でも使ってみると、そんなにたいそうなことではないのです。
ごしごしとスポンジで擦って洗う必要など全く無いし
油分があって気になる時には、ぬるま湯を使っていただければ、よりさっぱりと洗いあがります。
あとは、水気を拭うこと。これだけです。
それも麻の布巾など使うと、ひと拭きで大丈夫です。
蜂谷隆之
シンプルなデザインで上質な漆器を制作されています。
「お料理を盛る、洗う、拭きあげる。」
これを繰り返すうち、漆独特の透明感のある艶が増してきます。
ゆっくりと年月をかけて育っていく器は
やがて宝物のような存在になっていることでしょう。
1970年 神奈川県横浜市生まれ
1993年 輪島 瀬戸国勝氏に師事
宮口一男氏に師事
2003年 千葉県栄町にて独立
2006年 栃木県益子に移住
蜂谷さんの漆器:ご使用方法について
・漆製品は抗菌作用がありますので水洗いか、ぬるま湯で洗っていただくので十分です。
油汚れ等、落ちにくい汚れがある場合は柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。
・洗った後は、柔らかい布で拭きあげてください。
・直火、電子レンジ、オーブン、食器洗浄・乾燥器でのご使用はしないでください。
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