2017.12.15蜂谷隆之:漆と錫の長角お重
   
	
	木地に科の木を使い制作。
	地の粉(焼成珪藻土)を漆に混ぜて作られる硬質なテクスチャ。
	少し離れた場所から眺めてみると、モダンな近代建築のように見えます。
	「屋根のひさしもちゃんとあって、家の形になっているんです。」
	蜂谷さんに伺ってみると、やはり「建物」からデザインされたのだそうです。
	蓋の上面は五角に面がとられ、見る角度によって様々な陰影を作ります。
	お重として蓋をしている時は、シックで慎ましやかな印象。
	ですが、蓋を開けてみると。。。
	深みのあるマットな朱とシルバーの絶妙なコントラストに
	驚かれることでしょう!!
	刷毛のあとが少しのこるほどに漆を塗った後、錫を蒔き
	さらに漆を塗り重ねていくことで生まれる表情豊かな銀色。
	和洋を問わず、どうぞお楽しみくださいませ。
	・長角三段重 朱 
	W31×D18×H22cm(*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)
	 
	
	
	・長角二段重 朱
	W31×D18×H15cm (*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)
	*長角2段重と3段重朱 /蓋裏部分と内側部分 錫とのコントラストが美しい↓
	
	 
	お正月のお節。
	
	まだまだ、お重に詰めていく作業も慣れていないので、小さなぐい呑みや豆鉢をいろいろ使っています。
	こんなふうに試行錯誤しながら、少しずつコツをつかみ
	ある時ふと!新たな使い方を発見して嬉しくなる。
	そういう出会いが、このお重を使う楽しみのひとつにもなっています。
	
	
	
	お重のサイズに合わせて切った葉ランで仕切りを作ります。
	形が崩れにくいものから盛ると良いらしいのですが、、、
	頭で想像しているより、実際はもっともっと難しい。
	それでも、ちょっとずつ箱の中が埋まっていくと、たまらなくワクワクしてきます。
	
	鍋料理にも活躍。
	
	鮮やかなサンドイッチ・おにぎり等もギュギュと詰めれば、カジュアルな装いになります。
	お正月の前、クリスマスにはローストビーフを野菜と一緒に盛るのも素敵だと思いますよ。
	
	 
 
	
	長角2段重と3段重黒 /蓋裏部分と内側部分の錫の色↑
	
	
	・長角三段重 黒
	W31×D18×H22cm(*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)
	
	
	・長角二段重 黒 
	W31×D18×H15cm (*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)
	蜂谷隆之
	シンプルなデザインで上質な漆器を制作されています。
	「お料理を盛る、洗う、拭きあげる。」
	これを繰り返すうち、漆独特の透明感のある艶が増してきます。
	ゆっくりと年月をかけて育っていく器は
	やがて宝物のような存在になっていることでしょう。
	1970年 神奈川県横浜市生まれ
	1993年 輪島 瀬戸国勝氏に師事
	       宮口一男氏に師事
	2003年 千葉県栄町にて独立
	2006年 栃木県益子に移住
	蜂谷さんの漆器:ご使用方法について
	・漆製品は抗菌作用がありますので水洗いか、ぬるま湯で洗っていただくので十分です。
	 油汚れ等、落ちにくい汚れがある場合は柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。
	・洗った後は、柔らかい布で拭きあげてください。
	・直火、電子レンジ、オーブン、食器洗浄・乾燥器でのご使用はしないでください。
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