2019年12月

2019.12.28
dongheekim:ガラス作品

NEWSInstagram うつわ SouSou

色ガラスを繋ぎ重ね、組み上げ、宙吹きにて成形。
韓国の伝統手工芸ポジャギ(パッチワーク)を連想させる
柔らかさや温もりを感じるガラスのアートピース。
フュージングとロールアップ、ふたつの技法を用いて制作されています。

*制作について
粉状の色ガラスや棒状のガラスを並べ、様々な種類の板ガラスを作ります。
それらを切って並べ、再度加熱し、吹きガラスの竿に巻き付けます。
1か所、縦にラインが入っているのは板状のガラスを丸め、貼り合わている部分。
筒状になったガラスの先を閉じた後、宙吹きにより成形します。

この数行では説明しきれない数々の工程。
手間を惜しまず、長い時間かけ完成にいたった作品からは
深く熱い作り手の想いが伝わってきます。



        




*抹茶×白ボーダー×グレー
 


*レモンイエロー×白×水色



Donghee KIM / 金東希
1989 韓国晶原市生まれ
2013 第二回そば猪口アート公募展 優秀賞
2014 神戸芸術工科大学 卒業
武蔵野美術大学大学院 入学
第53回日本クラフト展 入選
2016 武蔵野美術大学大学院 卒業
富山ガラス工房 所属
2018 第57回日本クラフト展「U35賞」

12月28日(土曜日) 21時頃より、Donghee KIMさんの作品、オンラインショップにアップいたします。
作品一覧ページ内:左欄→作家名から探す→
Donghee KIM よりご覧になってください。

Donghee KIM 作品オンラインショップ

12月28日 21時頃になりますと、作品がアップされます。

それまでは掲載されておりません。

 

うつわSouSou | 2019年12月28日 (土) | CATEGORY : Donghee KIM お料理道具 お知らせ 2019年 個展・企画展TRACKBACKS : (0)

2019.12.20
蜂谷隆之:漆 /錫蒔きの長角重

NEWSInstagram うつわ SouSou

お重箱、使われていますか?
実家以外では、なかなか見られなくなったのがお重かもしれません。
私自身「お正月に使うハレの道具」という印象で、その時以外はしまっておくものと思っていました。
お節料理を盛った時の華やかさとはまた違う、器としての魅力を同時に併せ持っているのが
蜂谷隆之さんの長角型のお重です。


まだまだ、お重に詰めていく作業も慣れていないので小さなぐい呑みや豆鉢をいろいろ使っています。
こんなふうに試行錯誤しながら少しずつコツをつかみ、ある時ふと!新たな使い方を発見して嬉しくなる。
そういう出会いが、このお重を使う楽しみのひとつにもなっています。




隙間があっても、錫のシルバーのおかげで違和感がありません。



お重のサイズに合わせて切った葉ランやクッキングシートで仕切りを作ります。
形が崩れにくいものから盛ると良いらしいのですが
頭で想像しているより、実際はもっともっと難しく・・・。
それでも少しずつ箱の中が埋まっていくと、次第にテンションも高まり、完成が待ち遠しくなります。

 
鍋料理にも◎


鮮やかなサンドイッチ、おにぎり等もギュギュと詰めればカジュアルな装いになります。
お正月の前、クリスマスにはローストビーフを野菜と一緒に盛るのも素敵ですね。


お呼ばれしてお料理を持ち寄るという機会があったのでその時のことをお話ししたいと思います。
まず。蓋があるので持ち運びが便利。
さらに。「蓋を開ける」という動作が何やらとても特別感を醸し出してくれます。
一番いいなと感じたのは、お重がそのまま華やかな器として使えるということ。
丸いお皿や鉢、長皿、角皿、角鉢、いろんな器が並ぶなか、長方形の箱がある食卓は変化がついて面白い。
これはやはり蜂谷さんならでは!
最後に。伺ったおうちで盛り付けしなくてもいいし、帰りもそのままさらっと持って帰れます。
 



・長角二段重  黒/あずき 各W31×D18×H15cm
(*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)


・長角三段重 黒 W31×D18×H22cm
(*1段分の高さ 外側:7cm/内側:5cm)


木地にあすなろの木を使い制作。
地の粉(焼成珪藻土)を漆に混ぜて作られるマットで硬質なテクスチャ。
少し離れた場所から眺めてみると、モダンな近代建築のように見えます。


「屋根のひさしもちゃんとあって、家の形になっているんです。」
蜂谷さんに伺ってみると、やはり「建物」からデザインされたのだそうです。
蓋の上面は五角に面がとられ、見る角度によって様々な陰影を作ります。
お重として蓋をしている時は、シックで慎ましやかな印象。
ですが、蓋を開けてみると。。。
深みのあるマットな黒とシルバーの絶妙なコントラストに
驚かれることでしょう!!



刷毛のあとが少しのこるほどに漆を塗った後、錫を蒔き
さらに漆を塗り重ねていくことで生まれる表情豊かな銀色。
和洋を問わず、どうぞお楽しみくださいませ。

漆器:ご使用方法について
・漆製品は抗菌作用がありますので水洗いか、ぬるま湯で洗っていただくので十分です。
 油汚れ等、落ちにくい汚れがある場合は柔らかいスポンジと中性洗剤で洗ってください。
・洗った後は、柔らかい布で拭きあげてください。
・直火、電子レンジ、オーブン、食器洗浄・乾燥器でのご使用はしないでください。
・保管される時は、直射日光があたらないところに置いてください。

シンプルなデザインで上質な漆器を制作されています。
「お料理を盛る、洗う、拭きあげる。」
これを繰り返すうち、漆独特の透明感のある艶が増してきます。
ゆっくりと年月をかけて育っていく器は
やがて宝物のような存在になっていることでしょう。

蜂谷隆之
1970年 神奈川県横浜市生まれ
1993年 輪島 瀬戸国勝氏に師事・宮口一男氏に師事
2003年 千葉県栄町にて独立
2006年 栃木県益子に移住
2018年 静岡県河津町に移住

12月21日(土曜日) 午前9時より、蜂谷隆之さんの作品、オンラインショップにアップいたします。
作品一覧ページ内:左欄→作家名から探す→蜂谷隆之 よりご覧になってください。↓
・蜂谷隆之

12月21日 午前9時になりますと、作品がアップされます。

それまでは掲載されておりません。

 

うつわSouSou | 2019年12月20日 (金) | CATEGORY : 蜂谷隆之 お料理を盛って 2019年 個展・企画展TRACKBACKS : (0)

2019.12.18
Donghee KIM / 金東希 フュージング ガラス

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今年3月に富山のガラス工房で出会ったキムドンヒさん。
韓国の美大在学中
お父さまの転勤をきっかけに日本で語学を学び、日本の美大へ進学されました。
韓国のポジャギを思わせる色合わせでフュージング ガラスを制作されています。


粉状の色ガラスや棒状のガラスを並べて
様々な板ガラスを作ったあと、
それらを切って並べて再度加熱して吹きガラスの竿に巻き付けます。
筒状になったガラスの先を閉じて、そこから吹いて成形します。
フュージングとロールアップ、ふたつの技法が用いられています。

 
 



朝の光、夕暮れ時、部屋の灯り・・
光によって表情を変えるのがガラスの魅力でもあります。
想いのままに色を紡いだガラスには柔らかさや温もり、奥行を感じます。
 

POPな長皿に鯛の昆布締め。テーブルがグッと華やかになります。
 
 
上手くいかなかった切れ端はオリーブオイルとハーブで和えました。

 

 

Donghee KIM / 金東希
1989 韓国晶原市生まれ
2013 第二回そば猪口アート公募展 優秀賞 
2014 神戸芸術工科大学 卒業
    武蔵野美術大学大学院 入学
    第53回日本クラフト展 入選
2016 武蔵野美術大学大学院 卒業
    富山ガラス工房 所属
2018 第57回日本クラフト展「U35賞」

 
ドンヒさんのガラス オンラインショップはもう少しお待ちくださいませ。
    

 

 
うつわSouSou | 2019年12月18日 (水) | CATEGORY : Donghee KIM お料理を盛って 2019年 個展・企画展TRACKBACKS : (0)