2017.7.26大中和典さんの工房へ。
6月某日。
三津浜港(愛媛)より、小さなフェリーに乗りこみ山口県へ向かいました。
目的は大中和典さんの工房訪問。
2時間くらい車で走ると、田園風景が広がり始めます。
(といっても我々四国に住んでいるので、珍しいわけではないのですが、、。)
それでも、中国・山陰地方独特の赤茶色の屋根瓦は新緑と印象深いコントラストで
知らない土地に来ているのだということを十分感じさせてくれます。
大中さんの工房へ着いた時もお庭へ続く小道にもその瓦が並べられていました。
草花や木々に囲まれた工房入口。ちょっと意外!?
単純な思考回路なのですが、、、
作られているもののイメージからとても無機質でクールな工房を想像していたので。。
緑のアーチを抜けると。
伺ったのは正午近い時間、陽の光が一番強くなるころ。
でも工房内はこのあかり。
実際には作業をする台や椅子もあるのですが、「何も無い」という印象が強烈に残ります。
こんなにモノを感じない制作現場をおそらく初めて拝見したのではないかと、、。
余計なものを一切排除し、ただただ目の前の土に向かう。
やはり、作品のイメージ通りの静謐な工房。
いろんなところへ出かけ、見つけてこられる原土。
こういうかたまりから土を作るのだそうです。
画家の絵の具に近い感じでしょうか。
岩石を砕き、ふるいにかけた様々な色の土。
余白を必要とする作品がこのような空間から生まれています。
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